|
|||
植物も私たちと同じように、一度に沢山のご飯を食べるとお腹を壊してしまいます。確かに、肥料は植物にとって無くてはならないものですが多く与えたからといってけしてよいわけではありません。逆に一度に肥料を与え過ぎると肥料焼け起こしてしまい、思う様に成長をしてくれないことがあります。肥料を与える時は、お買い求めの肥料袋の裏の説明をよく読み適度の肥料を与える事を心掛けて下さい。 |
|
|||
肥料の種類は大きく分けると固形肥料・液体肥料・葉面散布の3タイプに分かれます。肥料を与えるときは植物の状態を見て肥料を与えるとより効果的が得られます。固形肥料・液体肥料・葉面散布といっても良くわからない方は、 固形肥料→漢方薬(漢方薬の様に、すぐに効果は現れませんがゆっくりと効いてきます) 液体肥料→栄養剤(効き目は明日になってからお楽しみ) 様面散布→点滴(効き目は即効!効き目の早い栄養素は2時間位で効いてきます)の様に例えて、肥料を与えてあげましょう。 |
このサイトの画像・文章等をご使用の際にはご連絡ください。 E-mail marutomi@few.ne.jp . |
|
|||
水やりは、乾いたらたっぷりと与えるのが基本です。まずは、鉢花を購入しましたら鉢底穴から水が流れ出るまで株元に水を与え下さい。その状態から5分ぐらいたった後に鉢を持ち上げてみてください。その状態がたっぷり水を含んだ状態です。そして鉢土の表面が乾いた状態までになりましたら鉢花を再度持ち上げてみてください。その状態が乾いた状態です。その2つの重さをしっかり覚えておいてください。その鉢の重さで潅水のタイミングを測るのがプロの水遣り方法です。鉢を持ち上げ軽い時の状態になっていないか確認してから水を与える様にして下さい。特に夏場に鉢土の表面だけが湿っただけの潅水ではすぐに水切れになってしまい昼過ぎには、植物がしおれてしまいます。ですので、潅水後には水を与えた後、鉢の重さが、たっぷり水を含んだ状態になったか確認することを心がけて下さい。植物によって水を多く必要とする物や、そうではない植物があります。そういった時もたっぷり水を含んだ状態と乾いた状態の鉢の重さを知っていれば適量の水を与えることが出来ます。 |
|
|||
こまめに花がらを摘むことが、人間と同じように、健康的で、美しい景色を長く保つ近道です。咲き終わった花をそのままにしておくと見苦しいばかりではなく、種を結んで株が弱ったり、カビや病気の原因になるので、早めに摘み取りましょう。花がらを摘む時は、花首だけでなく、花茎のつけ根から摘み取るようにします。そうする事で、花首が残らず見た目も綺麗に見えます。 咲き終わった花を放置せず、手入れの習慣を身につけて下さい。 |
|
|||
良い鉢花をしっかりと選ぶことが花を楽しむための最初に必要なことです。いい株を見分けるためには、いくつかのポイントがあります。 @葉、茎、株全体のバランスがよく、しっかりしているか。 A葉の形、色つやにばらつきはないか。 Bつぼみ、花、茎が変色していたり傷んでいないか。 C葉の裏や茎が、病害虫に侵されていないか。 などです。園芸店などで鉢花を購入するときは、直接手にとって植物の状態を確認しましょう。また寄せ植えの商材ならば、それぞれの花の性質を考えて購入するとよいでしょう。例えば、日当たりを好むものと嫌う植物、乾燥を好むものと湿気を好むものなど、生育環境がちがうものを一緒にしてしまうと、成長を妨げる場合もあるので注意が必要です。慣れないうちは、お店のスタッフに相談してみましょう。(草花がのびのび育つように広い部屋を用意してあげましょう)植物は小さいポットに入ったままでは思いきり育ちません。苗が十分に生長するようにするためには、大きなコンテナに移す必要があります。コンテナの大きさは基本的に苗よりひと回り大きいものが適しています。成長の早いものにはさらに大きめのもの、深く根を張る草花には、深さが十分にあるものなど、植物の特徴の合わせてコンテナも選びましょう。さらに生長をし、鉢から根がはみ出すようになったら、もうひと回り大きい鉢に移し替えるサイン。植え込みや植え替えをするときには、前日に水やりを終えておき、乾燥気味の状態で行ないます。土に水が含まれていると崩れやすくなり、作業がしにくくなるからです。また移し変える時は、根の乾燥や損傷に注意しながら、よぶんな古土を軽くはらい落とす程度にしましょう。植え替え時に使用する土はすべて新しいものに変えます。作業が終わったらたっぷりと水を与えましょう。 |
|
|||||||||
N.P.Kと言ってもなかなか分かりづらいので、簡単な表にしてみました。例えば蕾が咲きそうな時にリン酸肥料を多く含んだ追肥を与えたり、観葉植物などには窒素を多く含んだ肥料を与えるなどと言ったように植物に合わせて肥料を与えることで良い成果を魅せてくれます。 (※注意:偏り過ぎた肥料は、返って逆効果になりますのでご注意下さい。)
|
|
||||||||||||||||
植物にとって一番大切なところは、養分や水分を吸収する根です。その根の住まいである土は、人間の土と同じ。よい住まいを与えられた植物は健康的で美しく、そうでないものはどこか弱々しく見えます。「花をつくるより土をつくれ」といわれるように、植物がどうしてもうまく育たないときは、土に原因があることが多いものです。ですから、花と同じくらい、土にもこだわりをもつべきだと思います。よい土とは、水はけや通気性がよく、水もち、肥料持ちのよい土のことです。よい土を見ると思わず「気持ちがいいな〜」と思うような触り心地です。、よい土はふかふかしていて、見た目やさわり心地もよいものですよ。反対に悪い土は、土の塊や不純物が混じっていて見た目も悪く、腐敗臭がすることもあります。園芸店で市販の培養土を購入するときは、中身を確認することができないので、重さを一つの目安にするとよいと思います。視覚、触覚、臭覚を研ぎ澄まして、よい土を見抜く園芸の感性を磨いてください。 下記にそれぞれの土の特性を掲載しておきましたので土作りの参考にしてください。
|
|
|||
害虫の駆除には、なんと言っても普段から植物を良く見ることが害虫の早期発見に繋がります。害虫が発生していたら慌てる事はありません。まずは、身近なお店で症状に合った予防薬を選び、駆除してください。害虫の名前が分からない時は、害虫の写真や、症状などの写真を、事前に撮影をしておき売店の担当者に消毒を選んでもらうといいですよ。日常あまり多くの農薬を使うことはないと思いますが、前もって害虫の予防のオルトランなど、前もって散布ておいたり、周辺の草を刈るなどして、害虫の住家をなくしたりすることが大切です。農薬の散布は、農薬により効果の効き方が変わってくるので、各農薬にかかれた注意書きをよく読んで、適切な農薬を与える用にして下さい。 |
|
|||
普段あまり花の病気は耳にすることが少ないと思います。植物にとって本当に怖いのは病気です。植物も人間と同じように、体の外部の損傷は気づきやすいですが、体の内部の症状はなかなか判らないものです。植物も害虫など、肉眼で確認できる害虫は容易に駆除出来ますが、病気が発生してしまうと、急に土に水を沢山含んでいる状態なのに萎れてたままで、やがて枯れてしまう疫病、葉っぱがうどん粉を振りかけたように白くなるうどん粉病など急に症状が出やすいのが病気です。さらに病気の菌は、水を伝って感染したり風に乗って感染したりするので被害が広がりやすいのが特徴です。病気が発生したらまずは、その株を他の株と離したり、処分をするなどして、正常な株と分ける事が大切です。伝染していってしまう前にすばやく対応して被害が最小限で抑えられるようにして下さい。病気の予防としては、枯れ始めの株や葉、花がらなどをこまめに取りのぞくことが予防になります。他にもあまり蒸れないようにしたり、水やりの時間帯をあまり暑くない時間にすることにより、病気の予防にまります。普段の手入れで病気の予防になります。 |
|
|||
土は毎回新しい物を使うのが1番ですが、栽培期間の短かったものを捨てるのは、もったいないですし、費用もかかってしまいます。そこで土に手を加える事で、リサイクルをする方法を紹介したいと思います。古い土が良くない理由は、病害虫が入っている可能性があるということと、栄養の一部が不足しているからです。まずは目の粗いふるいを使ってゴミや根などを取り除いてください。ゴミを取り除いたら次は目の細かいふるいを使ってみじん(細かい土や砂の粒子、根詰まりの原因となる)を取りのぞいてください。残った土を湿らせて、黒いビニール袋などに入れて、10〜20日程度蒸してください。そうする事である程度は消毒、害虫駆除はできます。そうする事で1つ目の問題をクリアすることができます。残るは、不足している養分があるということです。そこで、蒸し消毒をした土に、有機質や微量元素を配合した市販されているものを混ぜるか、苦土石灰とマグアンプK、腐葉土もしくはピートモスを多めに加えてください。そうする事で不足した養分を補うことができます。市販されている物を混ぜた場合は肥料も混ざっているかもしれませんが、自分で調整した場合は肥料も忘れずに与えてください。急ぎのため、そのような作業をできない場合は、苦土石灰と粒状の化成肥料を混ぜてください、その場合でもビートモスか腐葉土をたっぷりと土に混ぜてください。 |
|
|||
植物を増やす1番簡単な方法は挿し木をする事です。挿し木は、親株から新しい植物を生み出す方法です。ですから、挿し木には最新の注意と愛情が必要です。挿し木をする際のさし穂は、若い枝からとるようにして下さい注意:蕾が着いている挿し穂は、着根が悪いので蕾が着いた物は避けてください。さし穂の長さは植物によって異なってきますが、草花の場合は約5pくらいです。次にさし木をする土ですが、水はけが良く、肥料分がない土が理想です。肥料分がある土を使うと発根するまでに腐ってしまう場合があります。さし木をする際には、ピンセットや割り箸などで穴をあけ、切り口がつぶれないようにして挿してください。挿す間隔は、葉と葉が触れ合わない程度かそれ以上の間隔をあけてください。挿し終わったらたっぷりと水をかけてください。物によっては、密閉挿(白いビニールの袋で挿し床を隙間なくおおうこと)を行なうと、発根率が良くなるうえ、土が乾燥しないため、さし木から発根するまでの葉水などの手間を省く事ができます。密閉挿を行なうと、発根までにかかる時間を短縮できる植物もありますが、物によっては蒸れてしまい腐ってしまう植物もあるのできおつけてください。植物によって根がつきやすいもの、つきにくいものがありますし、つきやすい時期、つきにくい時期があります。1回失敗したからといってあきらめずに何回も挑戦してみてください。 |
|
|||
鉢植えの植物は、鉢という限られたスペースでしか根を張ることができません。そのため根がいっぱいになると根詰まりを起こしてしまい水はけや通気性が悪くなって生育が悪くなってしまいます。そうならないように、1年に1回くらい植え替えを行なうようにしてください。植え替えの時期のサインとしては、鉢底の穴から根が出てきた、水やりの際、水が土の中になかなかしみていかない、生育期なのに新芽が伸びてこない、葉色がまだらになるなどがあります。このような症状が見られてきたら鉢替えを行なってください。鉢が替えをする場合は、1回り大きい鉢に変えるということが大切です。はじめから大きな鉢に植え替えれば手間が省けるように思えるでしょうが、根は鉢の壁面に沿ってぐるぐると伸びます、そのため大きな鉢に植え替えると、根が壁面だけに密集して鉢の内部にはあまりない状態になってしまい、乾燥に弱く肥料の吸収が悪くなってしまいます。根がきちんと回ってから鉢替えを行なえば、真中が空いてしまうことがありません。順序良く植え替えをしていって、綺麗な花が咲くように頑張ってください。 |
|
|||
現在の園芸植物の多くは、開花期間が長くなるように改良されています。そのため1種類の花を長いこと楽しむことができるようになりました。しかしほかっておくと株が乱れて見苦しくなってしまいます。さらに株元に日が当たらなくなってしまうので、葉が枯れあがり、花数が減り、花も小さくなってしまいます。せっかく咲いているのを切るのはもったいなく感じるかもしれませんが、切り戻しをすることで株の下のほうのわき芽が伸びるので、こんもりとした形に整えれますしふたたび綺麗な花がたくさん咲くようになリます。 |
|
|||
夏の暑い時期は私たちだけでなく、植物も暮らしにくい時期です。その暑さのせいで葉からの蒸散作用が追いつきません。人間と同じように植物も体の温度が高くなりすぎると元気が無くなってしまいます。このような場合は、霧吹きやハス口を使い、霧状にした水で葉をぬらしてあげてください。葉についた水が蒸発する時に気化熱を奪うので、株の温度が下がり、植物が元気に戻ります。さらに、ハダニは水を嫌います。そのため、水がかかるとダニ類は逃げ出します。ハダニは葉の裏側に寄生していることが多いので、葉の裏側にも葉水を行なうと、さらに効果があらわれます。他にも水分が空気中に散布するので湿度が上がり、乾燥を防ぐことができます。温度低下や乾燥防止と言うと、葉水は夏にやるものと思うかもしれませんが、冬の空気は夏の空気以上に乾燥しています。湿気を好む植物には真冬でも葉水を行なってください。ただし、冬の葉水は葉に残った水が夜に凍ると植物に被害を与えてしまうため、昼間に行なうようにして下さい。このように葉水にはいくつかの効果あります。だからといって乾燥をしていない植物に、頻繁に葉水を行なうと、葉がいつまでも乾燥しないので、カビが生えたりアブラムシが発生しやすくなるのできおつけてください。植物の状態を見て行なうことが大切です。 |